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August 2007

August 20, 2007

グレン・グールド 紙ジャケ仕様「80枚組」!?

http://www.hmv.co.jp/news/article/708200103

いくら今年が生誕75年、没後25年の記念の年だからって、某巨大掲示板で見たときには「なんだかな~」と思ったのだが、収録曲、いや収録アルバム一覧を見て身震いがした。

これって、オリジナルLPのカップリングを崩さずに、スタジオ録音を、ほぼ発売順かなにかで80枚まとめているのか?
たとえば、Disc 26のシェーンベルク・アルバムにはマリリン・メイソン(オルガン)やオーマンディ指揮の『主題と変奏 Op.43B』(どちらもCDでは初出!)の演奏が入ってるし、Disc 43は映画「スローターハウス5」ですかね。
さらにグールドの弦楽四重奏曲第1番(Disc 9)だけでなく、インタビュー(Disc 33, 79)や「グレン・グールド・ファンタジー」もある(Disc 71)。

これは是非 "The Glenn Gould Trilogy"(SACD) と共に日本語解説付きで出して欲しいもんだ。買えるかどうかわかんないけど。
でも、本当に欲しいのはレーザーディスクでしか出ていない映像のDVD版なんだよなぁ。。。

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August 06, 2007

「モーツァルト・イン・パリ」

Moz
MAKを解散したゲーベルがモダン・オケ(バイエルン・カンマーフィルハーモニー管弦楽団)を指揮したCD。オケが古楽のスタイルに完全に慣れていないので、アンサンブルや音色にまだ堅さや甘さはあるが「あなどれないなぁ」と思わせるのはやはり指揮者がゲーベルだからなのだと思う。


誰が考えたのかは知らないが、なにより選曲が良い。モーツァルトはともかく、誰がピエール=モンタン・ベルトン ( Pierre-Montan Berton ) なんて思いつくかね。(あ、そんな風に思うのは俺だけ。。。)
某音楽辞典によるとベルトンというのは「フランスの作曲家、演奏家の一族」だそうで、このピエール=モンタンという人が一番最初に掲載されている。1755年にパリ・オペラ座オーケストラ監督の地位を得、1767年にはルベルとフランクールの後任としてオペラ座の支配人になり、1775年から1778年まで総監督として活躍した人だったそうな。
ちなみに、1171-1773年にはコンセール・スピリテュエルの監督を、その他にも国王付き楽団やらヴェルサイユの王室劇場、礼拝堂の音楽監督なども歴任しているとか。すげぇ。なるほど、それでか。

実はムファット「パッサカーユ」の弾き振りをしてから「シャコンヌ・マニア」と化しているのだが、ベルトンの「新しいシャコンヌ (Nouvelle Chaconne)」(1762年)が聴きたくてこのCDが店頭に並ぶのを随分と心待ちにしていた。古楽指揮者がモダン・オケを指揮をしたフランス・バロックのシャコンヌやパッサカリアというのも、もちろん注目すべき点ですな。

ゲーベルはMAKとLP時代からフランス・バロックの作品を録音していて、最近ではリュリのアルバム(映画「王は踊る」のサウンドトラック)やシャルパンティエ(MAK結成30周年記念)を録音している。その内のリュリ・アルバムを聴いて一番興味深いと思ったことは、リズム・イネガルを最小限に抑えていることだった。ゲーベルはこのベルトンでも過度にイネガルを強調することはしない。
また、モダン・オケにフランス・バロックに特徴的な装飾音をそれなりに弾かせていること、フルートがトラヴェルソっぽく「くぐもった」音色であることなど、いろいろ発見があっておもしろく聴くことができた。

ただ、CDの宣伝文にある「ベルトンの作品は、まさにリュリそのもの」という表現はどうなのか?
ラモーの方が全然近いように聞こえるんだけどさ。

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